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損をしない退職金についての考え方

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損をしない退職金との付き合い方

退職金はどの国にでもあるのでしょうか?
一般常識って怖いです。日本に住んでいる私たちは当然、退職金及び何らかの類似のものがあると考えているので、転職をするときにも現在給与や、昇給率、福利厚生は企業選びの参考にされますが、退職金について気にされる方は非常に少ないです。
しかも転職の際に発行されるオファーレターにも、退職金について殆ど記載されることはありません。
また、たとえ企業に退職金の事を聞いても、入社後に説明しますというケースが殆どで、なかなか入社前に細かい条件を提示してくれることはないのです。
※企業によってはボーナスの条件も、強くお願いしないとオファーレターに明示しないこともあるのですが💦

さて、トピックの質問『退職金はどの国にでもあるのか?』ですが、答えは ’’国によって違う’’

が正解です。
すいません、玉虫色の回答となりました💦

退職金(たいしょくきん)とは、退職した労働者に対し支払われる金銭のことで、別称は退職手当、退職慰労金です。欧米などでは法定化されている国、されていない国、されていなくても習慣的に払われる国などあり金額、条件等もバラバラだそうです。

退職金って得なの?損なの?

退職金はどこから出てくるのでしょうか?
勿論それは企業が出すわけです。

では企業にとってそのお金はどこから出てくるのでしょうか?
勿論利益からです、でも利益から出すということは退職金を出した分、企業は他で削る必要があり、それは主に給与から削られていると考えるのが順当です。

だとすると、月末にもらえるはずの給料が、数十年先の退職する日になってしまう事は損なのではないでしょうか?
誰だって未来のお金よりも、今日お金が欲しいですよね?

 

 

 

 

 

 

退職金ってなんであるの?

退職金あるいはそれに準じる制度は、労働需要が拡大する中で離職を抑え、労働力を囲い込む手段として慣習的に使われ始めたもので、その起源の一つの形はなんと、明治中期に広く見られた労働契約履行を促すための強制貯蓄からきているそうです。
※ちなみに日本のボーナスは、農村の正月祝いや、お祝いの日に庄屋から支給される餅や小豆を起源としているという説があります。

また退職金制度を広めた二番目の要因は、第 1 次世界大戦後1920年戦後恐慌から 1929 年の世界恐慌の間に多発した労働争議であり、企業が背に腹は代えられず従業員を解雇することに対して、労働争議との落としどころをつけるために、退職金制度が大企業を中心に普及することとなったようです。

このような歴史的背景からみて、退職金はどちらかというと企業側に都合がいい制度のように考えられます。

 

退職金の税率について知っていますか?

退職金は企業のためのものと説明しましたが、税制においては企業が退職金にメリット出すことで、労働者がそれを重んじるようにするため、大きなメリットも存在します。

計算式は下記のように、かなりメリットの多いものです。
退職所得の金額 =(退職金−退職所得控除額)×0.5
※勤続年数5年以下の役員等の平成25年分以後は、退職所得の金額
=退職金−退職所得控除額

【退職金控除額について ↓↓↓】
勤続20年以下 40万円×勤続年数
金属20年以上 800万円+70万円×(勤続年数-20年)

 

結局退職金でもらうほうが得なの?給与でもらうほうが得なの?

この答えは、もらう人のファイナンシャルリテラシーによります。
つまり、その人が年利率何%でそのお金を運用できるか?
言い換えると、お金にうまく働いてもらう力があるかどうかによって変わってくるわけです。

もしあなたが、お給料をもらっても、ずっと貯金している、もしくは、金利の安い住宅ローンの前倒し返済をするもしくは、たいして返礼率の高くない、保険会社に預けるなどの運用方法しかとらないのであれば、お給料として受け取らずに、退職金で受け取ることが正解であることが多いでしょう。
※年収によっては、税率が非常に低く、上記の条件でも給与で受け取ったほうがいいことも考えられます。

まして、ロバート・キヨサキの金持ち父さん貧乏父さんに書かれているような、ロバート少年の実父のように、稼いだだけ、まやかしの資産(自分が住むための家、車、ゴルフ権)などを買ってしまう人であれば、尚更退職金で受け取ったほうがいいでしょう。

しかし、貴方が、不動産投資、株式投資、債券投資、フランチャイズなどをきちんと見極めて、投資運営ができるのであれば、そのお金は非常に高い利回りであなたに富をもたらすことも考えられます。

それができる方であれば答えは、退職金ではなく、給料でもらって高利回りで運用するべきとなるでしょう。
※ただし、どの投資もビギナーズラックや、初心者を狙った詐欺などもあるため、どの方法を行うにしても、小額からスタートして、十分に経験を積み、勉強をした後に、本格的に取り組んでいただければと思います。

こちらの答えも、申し訳ありませんが、上記のように、人によって違うという答えとなってしまいましたが、世の中簡単で言い切れるものだけが正しいというわけではありません。

気になった事は、その言葉の語源や歴史を理解して、誰がルールを作っているのかと考えることが重要だとおもいます。
私自身も単純に考えて失敗してしまう事もあるので、常にルールを作った側の視座に回れないか?またルールの中で、どのように自分が利益を上げることができるのかを考える癖をつけていければと考えております。

この記事が、皆様の資産運用の考えの一助になれば幸いです。

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