不動産投資・物件再生・実践

・台風で隣家に損害を与えた時、その責任範囲と注意点とは? ②

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まさかの新情報 天災の責任範囲とは

こちらの物件の破損のせいで、被害を受けた隣家に対して、ハードネゴを行った翌々日、保険代理店より、驚きの知らせが・・・

保険代理店 『すいません、先日間違ったことをお伝えしました。そもそもこのような広域災害の場合は、隣地の方の被害責任は隣地の方になるということで、孫子大家さんにはそもそも責任が無いようなんです・・・。』
孫子大家  『なっ、なんですと?』
保険代理店 『すいません、間違った情報をお伝えして、お恥ずかしい限りです。』
孫子大家  『う~ん、昨日、応急処置はこちらで建て替えるといってしまいましたよ』
保険代理店 『すいません、、、』
孫子大家  『まぁ、仕方ないです。 ※ここで、保険屋さんを怒っても物事は解決しないので、こういう時は冷静に!
『確認ですが、私には一切責任はないんですね?』
保険代理店 『はい、無いそうです。あくまでも隣家は隣家の範囲で保険などに入っているべきだということです。』
孫子大家  『分かりました。○○さんも一所懸命調べたうえで昨日教えてくれたんでしょう。これからもよろしくお願いします。』
保険代理店 『有難うございます!!』

※ 不動産をやっていると、こういったトラブルは、ちょくちょくおきます。
こういったトラブルの時の対応次第で、自分のファンを増やすことができます。
頭に来た時こそ、冷静に冷静に。どうしても、怒りが収まらないときはいったん電話を切ることも有効です。

 

 

 

 

状況を整理しよう。

昨日隣地に伝えてしまったこと

① 大きな天災なのでとにかく心配で電話した
② 管理会社が休みなので、とにかく連絡した
③ 法的な責任の範囲までは支払う
④ 大工は初回するが、工事をするなら自分で発注してほしい

ん!?

んんっ!?

楽勝ですね。
私は、先日法的な責任範囲までしか責任は持たない。と明確に伝えています。

そこで、私は管理会社に連絡します。
こういった時の連絡は管理会社でもいつもの担当者ではなく、社長にします。
普通のビジネスでもそうですが、交渉役によってまとまるものもまとまらなくなるので、パートナーの中で、
誰が一番優秀かは普段からは、確認しておきましょう。

交渉人を誰とするか?

ここで、孫子大家の交渉力を知っている方は、
『とはいっても、孫子大家さん、交渉力高いから自分がやったほうが、うまく収まるでしょ?』
と思われるかもしれません。

それは半分正解です。
私も本業の営業職では、会社随一の交渉人です。
私ならまとまるでしょう。

しかし、交渉相手はいま怒っているわけです。
こういった時は、交渉が論理的には勝てたとしても、遺恨が残る可能性がありますし、そもそも私は関東にいるので、
直接会って話さないことに関して、キレてくる可能性もかなり高いです。

また、仮に管理会社の社長が失敗した場合、いよいよ私が出ていくことで、2段構えの交渉が可能です。
このように、交渉においては、誰が、交渉するのが成功率が高いか、また成功失敗の両面を考え、その後のフォローを
含めて、ベストな交渉人を選ぶようにしてください。

結果として、今回は管理会社の社長さんがうまくすべてを収めてくれました。
これはありがたい。
こういった管理会社さんには、今後も管理物件をどんどん任せていきたいと思いました。

【併せて読んで、知識強化 ↓】

・損しないための地震保険の知識

・台風で隣家に損害を与えた時、その責任範囲と注意点とは?①
 
・お得な地震保険、火災保険の適正な金額と考え方①
 
・お得な地震保険、火災保険の適正な金額と考え方②

 

#孫子の兵法
#交渉人

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